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2010年12月22日水曜日

きゅうりの病害と対策 べと病

1 病原菌 学名 Pseudoperonospora cubensis (Berkeley et Curtis) Rostowzew (糸状菌 卵菌類)

2 被害の様子 葉のみに発病する。ふつう下葉から発生し、次第に上葉に広がる。初め淡黄色で、境界のはっきりしない小さな斑点を生じ、後に拡大して淡褐色に変わり、葉脈に囲まれた多角形の病斑となる。多湿条件では葉の裏に暗褐色のかびを生ずる(斑点細菌病には見られない)。激しく発生して下葉が全部枯れ、先端の新葉だけが残ったような場合は、収量が著しく低下し、また曲がり果が多くなる。生長点に発生すると防除は困難になる。

3 病原菌の生態 被害葉の病斑上にできた分生胞子は、風などで飛ばされ、キュウリの葉に到達し、ここに湿気があると発芽して遊走子を生じる。さらに遊走子から菌糸を生じ、気孔から侵入し、葉の組織内に菌糸が広がり発病する。新たな病斑から次々に胞子が飛散し、周辺にまん延する。
伝染源:べと病菌の越年については、まだ明らかにされていない。
寄主:べと病菌 Pseudoperonospora cubensisはメロン、カボチャ等にも発病するが、キュウリ菌はカボチャを侵さないなど、それぞれ寄生性に差がある。

4 発生しやすい条件
・気温20~24℃、多湿条件で多発する。
・肥料切れや草勢が弱ったときにも発生しやすい。
・密植すると発生しやすくなる。

5 防除対策・密植を避け、通風・透光をよくする。
・過湿を避ける。→排水をよくする。かん水・通路散水は温度の上がる午前中に行う。
・ハウス内の湿度を下げる。→葉に結露のある場合は、暖房・送風で乾かす等。
・肥料切れ、なり疲れさせない。→適正な肥培・栽培管理。
・予防散布を心がける。

2010年12月21日火曜日

火の鳥 キャベツ 経過報告 T町N農園

凄いです。
まず、この上の写真は9月11日に定植されたあとの様子。
それが、このように11月19日には、すでに収穫開始状態。
定植後、約45日で収穫始まっているのです。
そして、今回の11月30日の画像が、
同じ圃場で、同じ土壌で2作目です。
この画像の左端にある緑の列は、よその1作目のキャベツです。
土作りの計画が違うようです。
右端は同じくN農園のキャベツです。
間髪入れずに2作目開始ができることが、この画像でわかります。

実際にこの農園は収益が凄いです。
時間軸と土の仕事率の掛け算が
収益の根拠ではないでしょうか?

撮影にいくといつも2名で作業をなされていますが、
地面には無数の微生物と、
それらのベースキャンプが活動しているのです。

野菜作りは、土作りね(はあと。

と、いろんな方によく言われます。
こうやって目の当たりにされると、
感服せざるを得ないです、、、。



エコちゃん 経過取材 かんしょ サツマイモ 

社長が取材と挨拶に行ってエコちゃんの経過を撮影した写真です。
場所は高鍋町。
作物はかんしょ。
このように収穫時期のマルチフィルムは、
生分解。
すべて土に還ります。
ポリ成分などが含まれていませんので
すべてが堆肥化されます。
あとは通常の作業です。
マルチの処理料と処理作業から解放されます。

家庭菜園 12月に霜が降りたりと大変ですが、、、。

勢い良く育っています。
オオキさんウネは、小学校1年生と2年生の男の子が作っています。
そしてお父さん、お母さんが手伝っています。
このネギは食べたネギの根っこです。こんなに成長しました。
全く列になってないのですが、各々はきれいに育ってます。上は白菜です。
そして、サニーレタス。
普通のレタス。
レタスって虫食いがないんですね。
予想外に育ったのが、ブロッコリー。
これは、私が播種、みんなでエコちゃんマルチ、定植まで施した作品(笑)。
宮崎は12月でも、レンズフィルターが欲しくなるほどお日様が強いです。
他の作物も元気に育って収穫を待っています。
大根。
カブ。
玉ねぎとエコちゃん。
ニンジン。
ほうれん草(2作目)
じゃがいも。
12月15日の霜でこんなになってしまいました、、、。
ほんとに短い期間でしたが、今回、火の鳥も頑張ってくれていたので、
まあ、OK!!としていますが、
来年はもっと早めに播種すべきだと痛感しています。

2010年12月20日月曜日

火の鳥 永田農園 大根 収穫始まりました!

宮崎に戻りました。
早速、永田農園の大根畑へ。
約1月半ぶり、もう出荷されはじめています。
すがすがしいほど大きく育っています。
つい、この前は世田谷区の下北沢のスーパーで、
270円くらいで売られていた大根より大きなものが!
並んでいます。


捨てられてるんです、、、↑。

もう、都会の目線で見ると、こんな大根の姿は、
もったいなくて、もったいなくて、、、



味ですか?
有機肥料の無農薬の味です。
それがいっぱい捨てられています、、、。


捨てられている大根で、
面白いので持って帰ったものが、、、。これ。
4つ股。
ちなみに、二股大根は縁起がよろしく、
甲(きのえ)の日に大黒天様にお供えする慣わしがあるようです。
子孫繁栄の願掛けだそうです。
とにかく切り開いてみると、


普通の大根です。
というか、生でかじりたくなるようないい香り。
まあ、食べてみますと甘くて美味しい。
それが、畑に捨てられています。(たくさん)


ああ、昨日までいた東京の友人の子供たちに食べさせたい。
プリン、アイスより美味しいおやつだよ!と。
といっても、最近は都内でも美味しい野菜を扱ってるところは
たくさんありますが、、、。


しかし、道路や庭に有機肥料・無農薬育ちの
大根が落ちていて、それを食べてみたら美味しい!
という感動はなかなかないのです。
昔は芋のつるを食べてたと、昔の人は言います。
しかし、現代はそれを売っている場所は少なく、しかも高いです。
それと似た感覚なんでしょうか、、、芋のつるも美味しいそうです。


普通のきれいな大根は、
すでに出荷されて撮影できませんでした。
畑への遅出、、申し訳ないです。

2010年12月16日木曜日

農地の効率って、、、。

今日は、文字だけ、、、。
東京都内に調布市という地域があります。
新宿から25分くらいでしょうか?
新宿から25分もいくと各所に農業地、畑作地が見えます。
といっても、ち~らほらという感じですけど。
宮崎っぽい、こんな風景もあります。
転用画像なので季節などは一致しておりませんので、ご注意を。
こんな場所なのに、、、。
だいたいの地図、、、はここをクリック。
右も左も上も下も人の生活だらけ、、、。
1000万都市がここにある、、、。
そんな場所で食料作り、、、。
ラッキーなのでしょうか?
ラッキーといっても、こんな状況での農業従事者は全国の0.1%を満たないと思います。


農業はビジネスなので当然、アンフェア、不公平です。


個人で、もしくは地域体で億レベルの借金をして、何十町の土地をつかって農業しても、収益効率は何の努力もしないありのままの一部個人農業に負けることが多いと思います。


我々人間の脳みそは意外と稚拙なので、、、。


「すっげーこと考えた!新しい農業はこれだ!」
みたいな事を言っている人は現在視点で観た場合、たいがい経済状態が厳しかったりします。
でも、だいたい2世代あとに恩恵が来てるのではないでしょうか?
2世代くらい「伝統」を守り続ける必要がありますが、、、。


今の日本の農業は、農協が2,3世代前くらいに、
「すっげーこと考えた!新しい農業はこれだ!」
って、ほぼ国内に、国政と共に施行した手法があるので、
たぶん、、、
これから日本の農業従事者には、世界の農業就業者の0.1%に満たないラッキーが来ると思います。


たぶん、、、
もう既に、虎視眈々とそれを狙っている外資もあると思います。




話は変わりますが、
地球ってよくできてるって思います。
人間が経済活動によって形成した現在の地球環境。
そしてアイデアと発見。
南日本の2世代後が楽しみです。

生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見



石油を大量生産する藻類を発見 2万ヘクタールの土地があれば日本の石油輸入量分の生産が可能に

藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。

将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。

筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。

球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。

研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。

渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。

また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。










2010年12月10日金曜日

森近農園の畑再生まとめ

森農園あらため森近農園。
農園が森さんの家に近いので森近農園。
ということだと思います。


約3年経過の耕作放棄地を再生するということを決定しました。
つるや、竹やセイタカアワダチソウやイバラがジャングルのようにはび誇る元耕作地。


2010年11月2日
草刈機で草や木をなぎ倒すところから始まりました。
さすが機械!2,3時間でここまで終了。
しかし、強敵の宮崎の植物は草刈機の刃をとばし、
あとわずかを残して本日終了。
後日、刃を作り(自作)直し、なんとか草刈終了。

11月14日
草の撤去作業。
火災等の防災対策のため、畑の隅での堆肥化はあきらめ、
別の場所で処分することになりました。
写真に見える2tトラックで
ピストン運動しながら廃棄物を運びました。
そして、そのままご覧のユンボで
地面を掘り起こし作業に移りました。
竹、つる、雑草の根が強くはびこり、
1日では作業が終了せず、
暇をみつけながらの作業で、
11月19日に耕作地再生の終了。

ここで、トラクターの調達に手間取ってしまい
時間が過ぎていく、、、。そして、、、。

12月5日。すき込み開始。
一度トラクターで土をならして、
結構、傾いたりしながら、、、
地面を水平にならして、
火の鳥を散布車で施肥開始。
住宅地の近くなので、臭いを抑えるために、
施肥+トラクターすき込みを同時に行わなければならない。
そして、たっぷり火の鳥の耕作地ができあがり。

12月6日
再生完全完了のあくる日です。
もう、管理機を入れてウネ作りです。
火の鳥だからできる行程です。
堆肥なのに、、、すぐ播種、定植ができる!
いい土ですよ!
本当に皆さんに使ってもらいたい「火の鳥」
もうすでに仕立て上げられてたミズナとレタスを持って、
森奥さん登場です。
早いです。
12月6日定植のミズナとレタス。
そして、播種された豆類、今後も取材していきます。